リハビリ

2022年3月に退職した前職に就いたのが中途半端にも2018年11月中頃だったので、3年と4か月弱、先の職場では働いていたことになる。

2018年9月1日に1年間のロシア留学を終えて日本に帰ってきて、2か月ほど言い訳の余地なくニートみたいな生活を送っていた。ただそもそも、ニートみたいだったのはロシアにいるときも、行く前もである。だから、ふつうに「週5で朝起きて夜帰る」という形態で働いたのが前職が今生で初めてであり、正直かなりの体力を持っていかれる日々だった。大方の場合、18歳とか22歳で就労し、10年20年と働き続けていく人がほとんどなわけだから、おみそれ。

仕事が多すぎたというよりは主に私の精神の脆弱性を原因として、就労中は時間のかかる読書などまったくできなくなり、自分のために読み自分のために書くという余暇の過ごし方もほとんど忘れてしまった。キーボードを叩けば出力されるのは「お世話になっております」とか「よろしくお願いいたします」とか「幸甚です」とか、せいぜいそれくらいのものであった。1つきりの有限な人生を送る人間が幸甚なことって、そうそうあるはずもない。

幸いにして現在、すこし日々の暮らしに時間的余裕が出てきたので、指先の感覚を取り戻すために、取り立てて幸甚じゃないときに幸甚だと言わなくて済むように、藤井隆に倣ってナンダカンダ書き連ねていきたいと決意したのが今日である。ほんとは2週間くらい前である。