ハリウッドをやっつけろ!〜熱闘編~

みんなが見た映画をただ順番に言っていく。そういうコミュニケーションを取ったほうがいい。取らないよりずっといい。

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金曜日に『ナワリヌイ』を見た。毒殺は本当にダメ。毒殺を許すな。

先週の日曜日には『トップガン マーヴェリック』を見た。アメリカ映画の軍門に下ってしまったか?と心配する向きもあろうが、そんなこともあろうかと、その前の土曜にはロズニッツァの『ドンバス』、そして火曜にはウクライナ映画特集でムラートワ『灰色の石の中で』を見た。オセロでの理屈でいったらむしろトップガンこそこっちの軍門に下っている。

厳密に言うと、その前の金曜に『トップガン』1986年第1作を家で見ていたので、オセロの理屈でいくと『ドンバス』がむしろアメリカに寝返っていることになる。だが人生はオセロではない。

昨日は『ゼロ・グラビティ』を見ていたし、木曜には『ウィッチ』という映画を見た。『ゼロ・グラビティ』は、要するに『プラネテス』だった。『ウィッチ』の監督のロバート・エガースって誰だよ、と思っていたが、いま調べたら去年見た『ライトハウス』の監督だった。この監督は鳥に対してなにか潜在的な恐怖を抱えているのだろうか。『ライトハウス』はみんな見たほうがいい。『ウィッチ』は、ジャンルとしてはホラーとなってはいたが、怖いというよりは、ただただ人間のミスと無能と弱さにより嫌なことが起き続けていた。ヒロインの目がキョロっ!としてめっちゃかわいかった。この子なら魔女でもいい。キョロ魔女。

この際ついでに言っておくと、4月に見た『つぐみ』と『子供はわかってあげない』もよかった。3月に見たエリア・スレイマン『天国に違いない』もとてもよかった。『白頭山大噴火』もまあまあよかった。去年の12月に見た『愛がなんだ』もよかったし、今年2月に見た『街の上で』もよかった。でもよかったよかったの波に乗っていくと、濱口竜介の『親密さ』がいちばんよかった。濱口竜介の『天国はまだ遠い』もかなりよかった。天国に違いないのかまだ遠いのかはっきりしてほしい。

 

翻ってきみたちはどうだったろうか?