ワールズエンド・モストランスアフト

Facebookが、10年以上前にアップロードした写真を見返せと迫ってくる。余計なお世話だが、世話とカルビは焼けるときに焼いておけ、とも言う。

モスクワから100キロほど電車に揺られた先の風景。世界のだいぶ端っこにあるロータリーであるとされる。

 

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スロヴァキア映画『百年の夢』をようやく見た。なんとなく推測するに、原題は『古い世界の形象』みたいな感じだろうか。

インタビュアーが老人たちにマイクを向け(マイクを見ることすら初めてで「これは何?」と笑っているおばあさんもいる)、「あなたの人生にとって最も大事なものはなんですか」という質問を投げかけていくシーンの印象が強い。ほとんどの人は、そんなこと考えたこともない、答えられないと言ってはにかむ。時折「健康」とか「人間」とか答えてくれる人もいる。

「自分の人生にとって何が大事か」という問いは、自分の人生にとって一番大事な何かと同じくらい大事なものであるべきで、問うべき時が来たら自ずと問えばよい。インタビュアーとか面接官とか教師とか、あなたにとって大事でない人に促されておざなりな答えを繰り出しておけばいいというものではないのだ。


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