雑記

食べればナイトメアが必ず見れる

変な時間に寝ると変な夢を見る。みじめな我々の住む有為転変の世界では常識である。 ① 生家の玄関先に立っている。ふと空を見上げると、羽をたたんだままこちらに滑空してくる鳥と、しっかりと目が合う。私を睨んでいるかのようだ。鳥はそのまま我が家の植え…

最速!アルマトイの書店情報を取って出せ

何に比して「最速」なのか、疑問に思う向きもあるだろう。しかしそういうことを考え始めてしまう時点で、あなたはすでに最速から一歩遅れを取っている。現代では、生き馬の目を抜いている人間の戸籍を勝手に抜いておくくらいでないと、最先端の競争からは取…

ナマスカラーム、親しからむ男女

カレー屋で隣の席に、友人以上恋人未満みたいな男女が座っている。男がずっと仕事の苦労話や心構えを語り、女が半分くらい敬語を混ぜながら応答している。これは愛なのだろうか?隣席のカップルの会話など聞くな、という話だが、聞くともなくすべて耳に入っ…

王国(あるいは鮮魚の天ぷらについて)

昼時を逃して、中途半端な時間でも開いている飲食店を検索していたら、「金沢には天ぷら屋がない」という、天ぷらの智恵子抄みたいな書き込みをGoogle Mapに見つけた。ほんとのところはどうなのか、数を数えたわけではないから分からないが、実感としてはた…

将棋魚津

「良い女の子は天国に行ける。悪い女の子はどこにでも行ける」。しかしそれを言うなら、車を持ってるおっさんはその心根の善悪にかかわらず大抵の場所には行ける。おっさんがどこに向かおうが、ほとんどの人の興味を引かないだけである。 というわけで(?)…

おじさんはああどこからくるの 陽気な人ごみにまぎれて消えるの

「清澄白河」という文字面を目にするたび、牛乳がうまそうな地名だと思っているが、それはおそらく清里高原の間違いなのであった。 正月休み。その清澄白河にある東京都現代美術館に赴いた。タダでもらえるパンフレットがずいぶん凝っている。 横尾忠則は撮…

С наступающим Новым годом!

なんの気なしにロシアのマガダンという町のストリートビューを眺めていたら、日本語が書かれたトラックを発見した。 いったいどのような経路で、はるばるこのパルコヴァヤ通りまでたどり着いたのだろう。どんな人が、何のために買ったのだろう。2021年の画像…

アンダープレッシャー

現代人は日々途方もないプレッシャーにさらされ疲弊している。上司、教師、父、母、夫、妻、友人、彼氏、彼女、同期、顧客、フォロワー、マスコミ、世間、試験、受験、就活、常識、責任、迷信、憶測、猜疑、陰謀、風説、風雪、太陽、大地、大気、深海、闇、…

2016年のかぼちゃビール

コンビニで「芋」ビールを見つけた。最初は芋焼酎のソーダ割りかなにかかと思ったが、パッケージに「ホップ」とあったので、ビールと分かった。 これを飲んで思い出したことがある。7年ほど前、金はなく、それでもなんとかして日々の生活にアルコールの彩り…

夢でもしふるえたら 素敵なことね

変な時間に寝ると変な夢を見る。みじめな我々の住む有為転変の世界では常識である。 バスツアーのようなものに参加している。本当は姉と一緒に参加するはずだったが、仲たがいしたのか、私一人で参加している。なぜか出発が夜中だし、行き先がわからないし、…

私の頭の中の白無垢

富山県は入善(にゅうぜん)町に「下山」という地域がある。読み方を「にざやま」という。 という、などと偉そうに言っているが、そこに「下山芸術の森 発電所美術館」というものがあるという情報を得たときは当然「しもやま」と読むものと思ったので、調べ…

恋と愛の天国

映画『人生フルーツ』を見たのは数か月前のことだが、お盆休みに愛知県に行く用事があって、時間があったので、舞台となった高蔵寺ニュータウンに足をのばした。「なんでそんなところに?」と口々に聞かれたが、『人生フルーツ』を知っている人の数はとても…

ほんとの日付は秘密だよ

先日見た『ジェントル・クリーチャー』にも出演していた Лия Ахеджакова という女優と誕生日が同じだということを、Facebookで流れてきた投稿を見て偶然知った。知って、なんとなく嬉しかったのだが、誰に伝えたところで伝わるでもない。ためしにここに書い…

酔いもせず(する)

変な時間に寝ると変な夢を見る。みじめな我々の住む有為転変の世界では常識である。 ① どこかの会社に勤めている。休日出勤をしている。すると、普段から気になっている同僚の女性もまた出勤してくる。髪型がボブっぽくていい。斜め前のデスクに彼女がいるこ…

碧いパソコン 宇宙(そら)を翔けてく 心照らす光放ち

本当にまったくなんでもない話だが、今朝、目覚まし時計で目が覚めて、止めに起きたら、スリープ状態であったはずのパソコンが真っ青な画面になっていて、職場に行く前であまり時間もなかったが放っておくわけにもいかず、椅子に座って回復を試みた。結果と…

そして駆け出す

真面目以外とりえのない高校生活。 したがって、私が深夜アニメというものを本格的に見始めたのは、大学合格を機に念願かなって上京し、一人暮らしを始めてからのことだ。取り壊されて今はもうない「ユー西畑」荘の畳部屋に敷いた布団に寝転がりながら、地元…

突如

友、突如、敵! 鯖、突如、寿司! 麺、突如、8!

伊勢丹、それは苦しい

仕事に時計が要るやろがい、と気づいて腕時計を買いに走った。スマホで十分な気がしていたので、腕時計をすること自体10年ぶりくらいだ。 安くてかっこいいのがいいからSwatchにしようと思って、昨日新宿の伊勢丹に見に行った。そしたら小さな店舗にふたり銀…

ただ垂直方向に落ちていく暗く深い、深い穴

過去の話ばかりしている人間に晩夏の風。『夏へのトンネル さよならの出口』とは一体なにか?これはつまり、過去にとらわれるな、というお話。 ネット上で「ジェネリック新海」という秀逸な評価を下している方がいらしたのでいそいそと見に行ったのが、なる…

NULL

なんかもう逆に「ヌルスルタン」時代に行っておいてよかったかもしれん、という感じになっている。 www.jiji.com カザフスタンの首都がアスタナからヌルスルタンに改名されたのは2019年の3月末だったので、再度の改名となればヌルスルタンという都市の命は3…

それはぼくの思い過ごし わるいことばかり思いつく

9月4日(日曜日)、近所の駅で油そばを食っていたら暇だったので、存在に気づいて、近所の別の駅のBOOKOFF(ブックオフ)にチャリで追突した。学生のときに(学生時代、それは長い)、ダルさがすごくて、散歩がてら近所のBOOKOFF(ブックオフ)にしょっちゅ…

生ハムのマリオカート

『NOPE』を見た。 基本的に私はホラーを見ない。怖いからである。たしかに私は臆病で小心者で腑抜けの腰抜け、尻子玉のひとつも彼女に買ってやれない甲斐性なしの根性なしかもしれない。しかしそれ以上に、ホラーを作る人と激辛料理を作る人は同じように意地…

将棋すな

珍しく対面で将棋を指した。 その日初めて会う人と将棋を指すというのがあまりに久しぶりすぎて(そもそも最近は「人と初めて会う」機会自体がほぼない)ほんとに緊張して、今俺は「社会」をやっているというハードな手ごたえがあった。盤を挟んだ方の中には…

茄子のでかさを知る人よ

叔母からもらった。でかすぎる。 空の青さを知る人よ 吉沢亮 Amazon

水のかたち、ビールのおもみ

山種美術館には恵比寿の駅から向かった。坂をのぼり住宅街を抜け、お寺や墓地を横目に歩いて15分ほどで着く。先日行った太田記念美術館に比べるとだいぶ周辺が静かで、隣には八百屋。土曜ながら混み具合も控えめで、地下には悪の秘密組織みたいな自動ドアが…

虎子石もっちりポーチとは何の謂いか

暑い暑いで日が暮れるわい、と諦めて太田記念美術館に行ってみた。原宿の駅の程近くに位置する浮世絵専門の美術館である。現在のテーマは「浮世絵動物園」。 浮世絵には何らの知識もないので、誰の作品のどこがどうとか、そういう分析的な視点は知らない知ら…

おもっちナンバー1

私の地元には「そばっち」というマスコットキャラクターがいる。それは知っている。 だがどうやら彼(彼女?)は、「わんこきょうだい」という飲食物連中の筆頭格なのであって、ほかに仲間たちが存在するようだ。 それならどう考えても「おもっち」のほうが…

あの灰色の労働を

「昭和40年に母親にもらったと書いてある」と言って、父が石川啄木全歌集とやらを持ち出してきたので眺めていたら、 百姓の多くは酒をやめしという。 もっと困らば、 何をやめるらん。 一方の私は、飢えと貧困に喘いだ明治の農民たちの労苦を忘れ、まだ日も…

つめた~い

知らんが、今日という日は「ビールの日」らしい。 だからというわけではないが、デパ地下でビールという飲み物を買ってきた。これまで生きてきてビールを飲んだことはなかったが、これを機に飲んでみようと思う。ペットボトルのビールって日本ではあまり見か…

いかのおすし

新しいパソコンを入手した。 これまで使っていたノートパソコンを買ったのがたしか2014年だから、いくらなんでももうそろそろいいだろう。Wordすらまともに動かない。しかし買い替えて家に届いたと思ったら、初期不良で画面に何も映らず、数時間の格闘の末に…