足立のすべて

この人どっかで見たなあ…最近なあ…と思いながら2時間の映画を見る。『王国(あるいはその家について)』に出ていた足立智充さんという方だった。売れっ子だ。

昨年見た同じ監督の『ケイコ 目を澄ませて』が抜群に良く、『きみの鳥はうたえる』もけっこう良かったので見たが、なかなか良かった。優しい人しか出てこない窮屈さのようなものは、『カモン カモン』を見た時の印象に近い。病気で休職したりなんだりしている20代の若者が東京で住むにしてはあまりに広い家に住んでいるなと思ったが、ワンルームで映画を撮るのってひょっとして難しいのだろうか。

最近見た『ガザの美容室』では、狭くて空調も効いていない美容室の中でみんなイライラしていて、少なくともその場に限っては人に優しくしている余裕がなさそうな人ばかり出てくるけど、それがかえって良かった。それが普通だから。

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