札幌の有名ラーメン店「彩未」でラーメンを食い損ねてから早や6年。
前回は店の人気ぶりをまったく知らずに、北海道滞在最終日、帰路の飛行機チェックインまでの空き時間でさくっと食って帰ろうという甘い目論見を抱いていたものが見事に打ち砕かれ、長蛇の列を前に泣く泣く空港に向かったのであった。ピカソの「泣く女」はそのとき店の前で号泣し身悶えしていた私をモデルに描かれたとされる。
今回は、千歳空港に着いて真っ先に高速バスで彩未の最寄り駅に向かった。松坂大輔が「リベンジ」という言葉を日本に浸透させてから20年超、使い方がおかしいだなんだと言われてきたが、少なくとも今の私は間違っていない。これは復讐である。2020年ナンバー1（当社比）の韓国映画『ただ悪より救いたまえ』の宣伝文句「殺し合う理由。そんなものは忘れた」がよく表しているように、彩未に向かうべき理由など私はバスの車中でもはや忘れ去り、ただただ復讐の純粋な爆風となって吹き荒れていた。俺がレイだ。震えて眠れ。
着いた。雨だし全然並んでない。並べよ！！！！！！！！
ほんなこつ旨か！！！！！！満足たい！！！！！！！！
