Tell me where to go
Love is not enough
When love is not enough
Tell me
Who can I run to?
坂本真綾「ダニエル」
皆はまだ恐れている、見た映画の感想を言うことを。映画オタクを名乗るには知識が不足している?そう思うか?
しかし、映画の感想なんて何でもいいとは思わないか?
たとえばタルコフスキーの『アンドレイ・ルブリョフ』と並び称されるとかなんとかいう『マルケータ・ラザロヴァー』を見て出てくる感想が、「ヒロインの胸が見えてドギマギしちゃったな」でもよくはないか?いいわけがない。でも、アップリンクの社長のパワハラのほうがよっぽどよくないと思う。だから私のことは許してほしい、相対的に。ほんとはすごいおもしろかった。自己韜晦を許してくれる人と手に手を取って区役所に行きたい。
『ベイビー・ブローカー』を見て思ったのは、おもしろいけど、究極私は是枝監督作品にまるで興味がないし、それは細田守作品にまるで興味がないのとまったく同じ理屈だということ。
『リコリス・ピザ』は、1970年代のアメリカ知らんしということ。ピザは?ということ。
『モガディシュ』は北朝鮮のナイフの人よかったということ。ほぼゾンビ映画ではないか?ということ。
2022年、夏。これでよくはないか?